節の構造
節とその項
節はフュトルの構文上最も大きな単位です。フュトルの文章はすべて節の連続からなり、これより大きな形式上のまとまりは定義されません(意味的な文、段落などは存在します)。
節は少数の決まった数の項からなります。項は節の直接の子である単独の句のことであり、その格によって特定の役割を担います。 節はその項の数および配置によっていくつかの文型に分かれます。
文型
フュトルの節はすべて以下の 3 つの文型に属します。 これ以外の項の組み合わせを持つ節は存在しません。 項はその句自体の格によって名付けられますが、それぞれの節で果たす役割に即した呼び方もあります。
- 存在節
- 1 項からなる
- [存在項]
- 帰属節
- 2 項からなる
- [前衛項(帰属項)+ 存在項]
- 変移節
- 3 項からなる
- [後衛項(始発項)+ 存在項 + 前衛項(終着項)]
項の順序は以上の通り、それぞれの文型の中で固定されています。